新型コロナウイルス感染拡大予防
作って、守るガイドライン!
ご自分の店舗(事業所)において、新型コロナウイルス感染拡大予防のための対策を定め、着実に実施しましょう。
共通事項(抜粋)
- 人と人との距離など…3密(密閉、密集、密接)の回避
(例)人と人との接触を避け、対人距離(できるだけ2m、最低1m)を確保すること - 症状のある方への入場制限
(例)発熱や咳などの症状がある場合の申し出の呼びかけを行うこと - 消毒等
(例)入口及び施設内に手指の消毒設備(手指消毒用アルコール等)を設置すること - トイレ
(例)便座の蓋を閉めて汚物を流すよう表示すること - 休憩スペース
(例)一度に休憩する人数を減らし、対面で食事や会話をしないようにすること - ごみの廃棄
(例)鼻水、唾液などが付いたごみは、ビニール袋に入れて密閉して縛ること - 清掃・消毒
(例)頻繁に手指が触れる箇所を、市販されている界面活性剤含有の洗浄剤や消毒用アルコール、漂白剤を用いて拭き取り清掃すること - 従事者に関する感染防止策
(例)マスク着用や手指消毒を徹底すること - 感染が疑われる者が発生した場合の対応策
(例)感染が疑われる者が発生した場合、速やかに別室へ隔離を行うこと - その他
(例)地域の生活圏において、地域での感染拡大の可能性が報告された場合の対応を検討しておくこと
業態による感染拡大を予防するための措置
- 自分の事業所に応じた対応策
具体的な対策を検討するにあたっては、京都府が作成したガイドライン(例)や業界団体の業種別ガイドラインを参考にしてください。
詳細はホームページでご覧いただくことができます。
テイクアウトや弁当の製造販売で気をつけること
食べるまでの時間
- 調理後できる限り2時間以内に食べてもらいましょう。
- 販売時に、いつまでに食べていただきたいと、しっかり伝えましょう
温度管理
販売時
- 弁当を常温に放置すると、食中毒菌が最も繁殖しやすい温度(20℃~50℃)になります。
- クーラーボックス等に保管し、直射日光を避け、温度が上がらないようにしましょう。
調理時
- 中心部まで加熱しましょう。(中心温度75℃、1分以上(ノロウイルス対策は中心温度85℃、1分以上))
- 調理の際には食中毒菌が増えやすい温度(20℃~50℃)を避けるように、しっかり加熱した後、速やかに冷ましましょう。
- 30分以内に中心温度20℃以下又は60分以内に中心温度10℃以下が望ましい。
正しい情報の伝達
消費者への説明が不十分な場合、食中毒を引き起こすことがあります。
「いつまでに食べてほしいか」「アレルギー物質は含まれているか」「何かあったときの連絡先」などの食品表示を付けるか、説明用紙を渡すなどして正しい情報を伝えましょう。
※製造施設以外で販売する場合などには、食品表示法に基づく表示が必要になります。
テイクアウトの表示例
焼き肉弁当
●本日○○時までに、お召し上がりください。
●原材料に小麦が含まれています。
製造者
◇◇株式会社
京都府○○市△△1-1
電話
075-933-○○△△
食品衛生法に基づく表示例
名称:唐揚げ弁当
原材料名:ご飯(国産)、鶏唐揚げ(小麦を含む)、焼鮭、その他おかず(小麦、卵、大豆、えびを含む)/調味料(アミノ酸等、PH調整剤、グリシン、香料、甘味料(甘草)、保存料(ソルビン酸K)
消費期限:R2.11.11.15時
保存方法:直射日光及び高温多湿を避けること
製造者:○○株式会社
京都府○○市○○町○○ー○○
電話:075-933-○○△△
注意が必要なアレルギー物質
特定原材料
えび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生(ピーナッツ)
特定原材料に準ずるもの
アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン
その他
弁当は飲食店で提供後すぐに喫食される食品とは異なります。喫食までに購入者任せの菌を増やす時間が発生することから、「つけない」「ふやさない」「やっつける」対策をしっかりと行いましょう。
そのためにも、施設設備や従事者の能力を見極め、安全に提供できる献立や製造量にしましょう。
食品衛生責任者講習会の新型コロナウィルス感染防止策について
食品営業者の皆様は3年ごとに食品衛生責任者実務講習会を受講いただいておりますが、今年度は新型コロナウィルス感染症が蔓延し、全国緊急事態宣言も発令され、1時は何事も制限される事態となりました。
本講習会も延期、中止を余儀なくされ、開催方法を検討、政府の方針を遵守し新型コロナウィルス感染防止策を講じながら開催することとなりました。
その対策として
- 3密(密閉空間、多数の密集、密接会話)を回避する会場運営
- 会場の収容人数鑑みソーシャルディスタンスをとりながらの定員設定等を行い、定員の範囲内で事前申し込みの受付としています。
- 会場ではアルコール消毒薬の配備と会場内の消毒薬での拭き取り及び換気の徹底等の対策を行い、受講者の皆様には、マスクの着用と会場での手指のアルコール消毒をお願いします。
- 当日体調の悪い方は参加を見合わせて、次回の参加をお願いしています。
- ご入場に際しては体温測定を行い発熱を確認した場合は後退室もお願いしています。
- 今後クラスターの発生等により感染者数が急増し、再度緊急事態宣言が発令されました場合には、講習会を中止せざるを得ない事態も考えられますので、ご理解賜りますようお願いいたします。(そのような場合には、事前にお知らせさせていただきます。)
以前の講習会の開催方法とは違い、今は全国どこの会場でも、このような対応を行いながら食品衛生責任者講習会を開催しています。
不安だから…と参加を躊躇されている方、来年6月は「HACCPの制度化に沿った衛生管理」が義務化されます。
講習会ご案内通知が届いた施設の方は、この機会にご自身のお店の衛生管理の策定を講習会の時間内に作成していただけるようお願いいたします。
FM乙訓(おとくに)に出演しました
【内容:食中毒予防とテイクアウトの注意点】
4月末ランドマークの太田様からお電話がありました。「FM乙訓に出演いただけませんか?」私にとってははじめての事…突然の事…「小西会長とご一緒なら!」と6月9日(火)の出演をお受けしました。
当日はどんな内容のお話をしたら良いのか、前もって打ち合わせは当然あるだろうと考えながら毎日が過ぎました。自分なりの手持ち資料を作成して、太田様と小西会長にお渡ししました。太田さんから「では当日10時にスタジオにお越しください!」打ち合わせもないまま長岡京市バンビオ1階のスタジオに出向きました。
10時30分からパーソナリティーとはじめての顔合わせ…出演は11時20分ごろからとのこと…お二人のパーソナリティーにお会いしてびっくり、なんとお一人は長岡京市商工会の小田会長、もうお一人は乙訓食品衛生協会員の岩木さん。今までの緊張感は全く消え去り、「食中毒予防のお話を中心に…」とリラックス。いざ本番。
小西会長は普段のままのスタンスでのおしゃべりが始まり…会員さんでもある岩木さんはご自身のお店の話…総会などで来賓として来ていただく小田会長は、全く普段の会話…地域に根付いた「FM乙訓」とてもフレンドリーな感じでした。
そして「食中毒予防の基本」をお伝えしていたらあっという間に終了時間。番組が終わって駐車場に向かっていると小川副会長から「聞いたよ!よかったよ!」とお疲れ様メールが届きました。とても嬉しい瞬間でした。
新型コロナ感染症が全国的に蔓延、いつになったら終息するのか不安な日々ですが、私にとってははじめてのラジオ出演でした。
事務局 宮川育子
活動時におけるコロナ対策講習会開催しました
令和2年8月24日(月)長岡京市社会福祉協議会主催の「活動時におけるコロナ対策のお話)を開催いたしました。
例年7月に開催していた講習会、コロナ感染症第二波が全国に広がる中、何とか活動ができないだろうか。何に気をつけたらサロン等開くことができるのだろうか…と社会福祉協議会の担当者に問い合わせがあり、例年のように講習会を開催するのは無理だと思いますが…とご相談に来られました。
保健所もコロナ対応に忙しい毎日…それでも何とか工夫をして、対策をして…と講習会開催することになりました。
今回は活動を再開するにあたり不安に思うことを事前にアンケートでいただき、講習会の後半はその質問にお答えすると言うことになりました。
例年ですと手洗い教室に30分、お楽しみお菓子教室に1時間と皆さんで和気あいあいの時間を過ごす事の多かった講習会ですが、今協会に与えられた時間はわずか10分、しかも2回に分けて開催することになり、何をお伝えしたら良いのか悩みました。
そこで見つけたのが「アルコール消毒液を使った手洗い動画」を見ながら皆さんと実践していただきました。
最後に「今回はどんなお菓子が作れるのか、とても楽しみだったのよ!」と毎年参加してくださる方からのお声掛けでした。
来年こそコロナが収束して、皆さんとマスクを外して楽しい会話と、職人技のお菓子作りを学びながらの時間を過ごしたいと思いました。
店舗紹介リレー
食品衛生指導員研修会を開催しました
令和2年9月18日(金)長岡京市「味楽園」にて、乙訓保健所環境衛生課の野口裕子様をお迎えして食品衛生指導員研修会を開催しました。
科学的な知見に基づいた食品営業者にとってもタイムリーですぐに役立つ知識を講義いただきました。
『空気感染と飛沫感染の違い』
『感染予防ポイント』
- つけない(拡げない)
- もらわない(触れない、避ける)
- 取り込まない(目、鼻、口に入れない、吸い込まない)
- 無くす(洗い流す、消毒する)
- 打ち勝つ(免疫力を高める)
『ウイルスを無くすポイント』
- 物理的に取り除く→減らす、洗い流す
- 科学的に取り除く、消毒する→無毒化する
中途半端な対処による「消毒したつもり」は危険です
営業許可業種が見直されました!
食品衛生法が改正され、令和3年6月1日から営業許可業種が34業種から32業種へ再編され、新たに営業届け出制度が創設されます。
令和3年6月1日時点で取得している営業許可は、経過措置として有効期限の満了日までそのまま有効となりますので、直ちに手続きを行う必要はありません。許可満了日が近くなりましたら、管轄保健所又は食品衛生協会から許可手続きの案内を送付しますので、許可業種の見直しや届出への移行について保健所へご相談ください。
新設された許可業種の対象となる方は、令和3年6月1日から令和6年5月31日までに営業許可を取得してください。
なお、許可から届出に移行する業種については、令和3年6月1日に届出済みとみなし、新たな手続は不要です。